院長のコラム第115回 コロナ禍の新たな生活習慣
コロナ禍で、あらゆる面で自粛を徹底し、マスク着用、手洗い励行、アルコール消毒など、今までにない生活が続きます。
この1年の私の生活を考えますと、週一度程度あった『外飲み』は1回もなく、当然2日酔いの朝はありません。ただそれ以外では、仕事が続いていますので、変わりのない生活です。そこで、生活にアクセントをつけようと、最近始めたことを2つ紹介します。
まずは、座位深呼吸プラス仰臥位深呼吸
腰痛の治療の一つとして『良い姿勢での深呼吸』があります。図は老人の患者さんに、腰曲がりでの腰痛の原因と治療で、『良い姿勢、そして深呼吸』を説明するためのものです。加齢とともに、腰が曲がりますと『腹筋はたるみ、腰筋は緊張を強いられます』という状態になり、腰痛が起こります(図1)。腹筋のたるみで内臓の働きも弱まり『逆流性食道炎』などを併発します。できるだけ、良い姿勢を保ち(腹筋・腰筋の適切な緊張状態 図2)、腹筋・腰筋を腹式呼吸で動かすことを腰痛治療の第一歩として取り入れていました。老患者さんには背中が曲がっている方が多く、なかなか『良い姿勢』をとることは困難ですが『できるだけ、心がけましょう』『食事の前、5回ずつ』で、腰痛治療に用いています。
当然、私もこの『良い姿勢、深呼吸』を実践しています。プラス、仰臥位での深呼吸を始めました。腹をふくらまし、その後胸郭を膨らまして(胸式呼吸)胸一杯に息を吸います。仰臥位深呼吸の方が、より側腹~背部の筋肉が拡がるように感じられます(個人の感想です)。
今一つは、のど飴を常備し、服用することです。『のどが痛い、いがらっぽい』の症状がありますと、どうしても『空咳』をします。コロナ禍になってから、咳をするのが憚られ、『どうにかしなければ』と思い、『のど飴』にたどり着きました。最初は定番の『龍角散』にしましたが、甘すぎ、また糖分過多?になるような気がして、ノンシュガーをいくつかためしました。結局『ノーベル製菓 VC-3000のど飴 ノンシュガー』を今は楽しんでいます。ビタミンCにつられたような気がします。
コロナ禍、時間あり、生活の工夫と楽しんでいます。
<追伸>『良い姿勢、深呼吸』を『心がけて』みてください