院長のコラム第98回 アイルランドに勝つ
28日夕方。後ろ髪ひかれる思いでバス停に向かいました。
日本対アイルランドの対戦真最中です。16時15分ｷｯｸｵﾌ、得点は日本が3本目のﾍﾟﾅﾙﾃｨｰゴールを入れ、9対12、アイルランドにしつこくついて、いっていました。強豪国との対戦では、後半体力的に勝る相手にずるずると押し込まれてゆくのが、通例でした。前半35分、自陣をバックにしたスクラムで押し勝ち、ファールを獲得し、ピンチを脱しました。「スクラムで押し勝った！」と思いつつ、医局歓迎会のため自宅を後にしました。歓迎会の居酒屋に着いた時、同僚のK先生から「日本がアイルランドに勝ったよ」「えっ、勝った。なんぼで？」「19対12」「後半無得点におさえたんじゃ」。
歓迎会から帰宅、嬉しくてビデオを何度も見てしまいました。
野球少年の花川がラグビー？そう、私はラグビー大好き人間なのです。
古くは明治・八幡製鉄・宮井、同志社・近鉄・坂田に始まります。明治・新日鉄釜石・松尾、同志社・神戸製鋼・平尾ら幾多の選手の活躍を目にしてきました（個人的には明治・北島監督「前へ」のラグビーが好きでした）。成人の日（1月15日）の日本選手権は冬の風物詩、学生の奮戦に心躍らせたものです。最近は、三洋電気、ｻﾝﾄﾘｰなど社会人トップリーグの実力が上がり、学生が太刀打ちできなくなっているのが残念です。
海外強豪との対戦は、勝てることはほとんどなく、奮戦が話題になる程度でした。しかし前回ワールドカップで南アフリカに逆転勝利、予選リーグで3勝したころから、実力が上がり、今回期待が大きくなっていたところです。
それにしても、実力でアイルランドに勝つとは、思いもよらぬことです。
<追伸>久しぶりにテレビドラマ≪青春とはなんだ≫ 挿入歌「貴様と俺（布施明）」を歌いました。
空に燃えてる でっかい太陽
腕にかかえた 貴様と俺だ
バネもきいてら 血もわくさ
エイコラ ゴーゴー やっつけろ
年がら年中 傷だらけ
泥んこ苦行は なんのため
勝って帰らにゃ男じゃない
「One Team」日本代表、頑張れ