院長コラム第124回 私の今年の漢字は【健】
年も押し詰まり慌ただしく終了式です。
1年を振り返りますと、病気をすることなく健康で過ごせたことが、何よりと思っています。
昨年同様、今年1年もコロナ禍の生活でした。
従来の生活を見直し、『断つ』ことは断つもの、『挑戦』することで新しく生まれたもの、がありました。
断捨離の一番は、『外飲み、一切なし』です。
よくもまあ、あれほど飲み食いしたものだと思います。
例えば『アキレス会』(整形外科テニス同好会、年4回)の打ち上げは、焼肉の『s』。
店に着くなり、生ビール中ジョッキをアッとゆう間に2~3杯、それから焼酎、濃酒、日本酒などたっぷり飲んでいました(当然焼肉もたっぷり)。
夜中に胸やけで目が覚め、時には嘔吐することもありました。
今、あのような飲み食いは、もう決してできません。
心から良かったと思います。
生活の見直しで『生まれてきたもの』があります。
新しい筋力トレーニング方法―それによって長年苦しんできた腰部脊柱管狭窄症の痛みが、取れたことです(完全ではありませんが)。
4-5年前から左股関節外側部から下腿外側、左足関節にかけての痛みに悩まされ、間欠性跛行(痛くて立ち止まる。
休息して、また歩く。
この繰り返しー狭窄症症状)は最悪のころは30m程度でした。
一時期は『手術』も頭にありました。
数か月前『痛い部位の筋肉(例えば大腿筋膜張筋)を逆に動かして、血流を起こしてやろう』とトレーニングを始めました。
するとどうでしょう。
痛みがどんどん軽快し、歩行も滑らかになり、ダッシュも苦でなくなりました。
『筋肉の血流改善が、疼痛緩和をもたらす』は昔からの原理です(温泉治療がそうです)。
実体験し、よかったと思っています。
このトレーニング法は個人の体験、実感ですが、原理は正しいので、検討し、これからの診療に生かそうと思っています。
コロナ禍の1年ですが『大過』なく過ごせたので、私の今年の漢字は【健】です。
ありがたいことです。
来る年が『良き年』でありますように祈ります。