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コラム

院長のコラム第119回 大谷の祭典

大谷選手がオールスターに、投打2刀流で出場しました。
全米の野球ファンの興奮が伝わってきます。
日本も同じ、NHKがホームラン競争を特別放送、瞬間視聴率20.4%、『わくわく、楽しい、嬉しい、幸せ・・・・・』一言では言えない気持ちです。
『この時に生きていて、出会えた』一期一会です。

『大谷選手 大活躍』は『体の強化』に あることは 衆目の一致するところです。
体がひとまわり・二回りも大きくなり、バランスの良い『筋骨たくましい体』になりました。
技術的なことは落合さんに任せます。

大谷選手といえばホームランですが、私が注目し『これだ!これこそ一流選手のあかし』だと思うのは『走力とその加速力』です。
決定的なシーンを紹介します。

7月2日対オリオールズ戦です。
この試合で、彼は29号、30号のホームランを放ち、オールスターブレイク前のエンゼルス球団記録を更新しています。
場面は9回裏、7対7同点、彼は四球で出塁します。
盗塁を試み、セーフでしたが『バッターのキャッチャーボーク』で一塁に戻されます。
再度盗塁、成功します。
2死2塁、ライト前ヒット、右翼手バックホーム―捕手にストライク投球、
なんと、それよりも早く大谷生還、サヨナラ勝ちです。
右翼手はバックホームに備え、当然前進守備体形の中でのセーフ『すごい』の一言でした。
この『加速のある走力』こそ『一流のあかし』です。
長年プロ野球選手を見てきた『スポーツ整形外科医 花川』の最も大切にする『一流選手の必要条件』です。
『走りの速い、遅い』とは別に『加速』があることが肝です。
近いところではイチロー選手がそうでしたが、大谷選手がどのようにして、この『加速』を手に入れたか、練習方法を知りたいものです。


<追伸1>
大谷選手、けがをしませんように


<追伸2>
院長コラム76回、79回で藤浪投手を取り上げました。
彼に私が求めたのは『この加速』です。