院長のコラム第94回 甲子園球場観戦記
5月18日阪神–広島観戦のため甲子園球場に出かけました。
過去1回訪れたことがあります。
昭和36年(中学1年生春)の選抜高校野球大会開会式の時です。入場式で、全出場校が外野に整列、花火が走り出場校の垂れ幕がロープに現れ、花火の煙の中を一斉に選手がホームプレートに行進して行くシーンが記憶に残っています。行進曲はバッファロー大隊マーチでした。
新神戸~三宮から阪神電鉄で甲子園駅に降り立ちました。記憶にある通り、駅南側に球場がありましたが、壁の緑の蔦は改装を行ったためか、少なくなっていました。入場後、三塁側スタンドに出た時の印象は「やはり広いなー。きれいだなー」でした。ただ前回の時ほど、広さは感じませんでした。
仲間3人と着席、早速弁当とビールを購入、飲みながら、食べながら広島カープのバッティング練習を見始めました。どこまで飛ばすだろうか、どれだけ鋭い打球を打つだろうか、選手個々にゆっくりみることが出来、試合とは違う楽しみがあります。鈴木、バティスタの打撃練習は終わっていたのか、見ることが出来ませんでした。3年前マツダスタジアムでバティスタのフリーバッティング、半数がフェンス越えのホームラン、その再見を期待していたのですが、残念。
試合前のグランド整備をみて「すごい」と思いました。有名な阪神園芸の人達が、人・車両を使って何度も何度もはけ・トンボをかけて整備して行きます。土のグランドがほんとうにきれいになります。更に試合直前に散水して土を落ち着かせます。ここまでくると芸術です。
14時試合開始です。1回表、広島・西川のスリーランホームランで3点先取、その後は大きな盛り上がりもなく試合が進みました。6回表バティスタのレフトスタンド上段に突き刺さる弾丸ライナーホームランにはびっくりしました。
スタンドは赤(広島)、黄色(阪神)で埋め尽くされました。当然黄色が数のうえでは断然優勢ですが、服の白色と重なって、赤ほど目立ちません。試合経過もあり、赤の圧勝でした。広島ファンの私には最上の野球観戦となりました(今回世話をしてくれた阪神ファンのH先生には申し訳ない)。
<追伸>
マツダスタジアムの切符入手は不可能に近く、これからは甲子園球場観戦になりそうです。H先生よろしく。