院長のコラム第69回 楽行
最近、「楽しみ」について思うことがありました。
一つは、広島カープの応援にマツダスタジアムに出かけた時の事でした。
この応援は、昔の硬式野球部の仲間3人と年一回の恒例行事です。熱戦を見た後、仲間とお好み焼きを食しながら、野球談議に盛り上がりました。「ああ、年一回のすばらしい楽しみだ」と思いました。
もう一つは、台風の去った次の朝早くの散歩中のことです。空気が澄み、ひんやりとしていて、深呼吸するとなんと心地よい。東の空に明けの明星が輝き、虫の声が響いています。用水の流れは豊富で、街灯を写しキラキラと輝いています。夜明け前の暗闇の中での散歩・トレーニングが楽しくなってきました。「これは 一日一回の楽しみだ。苦行ではなくて楽行だ」と思いました。
更にもう一つ、岡大医学部41年入学―47年卒業同窓会でのことです。この会は、年一回の楽しみですが、今年は古希のお祝いを兼ねていました。恩師2人(90歳超え)、同級生34人と会え、話し、酒を酌み交すことが出来ました。
「古希の時にお互い元気で会えた、ありがたい、一生に一度の楽しみを味わった」と思いました。
日々の生活の中で楽しみを考えてみます(仕事以外で)。
「毎日の楽しみ 食事、散歩、トレーニング」
「1週間に一回の楽しみ テニス、雑草取り」
「季節ごとの楽しみ 花、食べ物」
「1年に一回の楽しみ 日本整形外科学会野球大会、花見、月見、鮎釣り」
「4年に1回の楽しみ オリンピック」
「1生に1回の楽しみ 還暦、古希での出会い、次は喜寿・・・」
・・・想起すれば、いろいろの楽しみがあるなーと思います。
人の絆を大切に、いろいろな楽しみを見つけながら、進みたいと思います。
<追伸>あっ!忘れてた、毎日の楽しみ 酒