院長のコラム第4回 今回は軽く、酒のおはなし
数年前、出勤で朝、家をでる時間が6時35分から6時25分に変わった。
きっかけは、6時28分頃ラジオから流れる、西田佐知子のコマーシャルソング『いつもの街で』を聴くためである。6時35分の時は、NHKFMでクラシック、6時43分頃から「ビジネス展望」、そして6時52分頃から「今日は何の日」を聴く頃には病院につくパターンであった。
ある日、偶然、この『いつもの街で』の歌を朝日放送で聴いた。久しぶりに西田佐知子の澄んだ声、そして鼻にかかった歌い方、“よし、これからはこの歌を聴きながら通勤しよう”と決めた。
この歌は、菊正宗という日本酒のコマーシャルソングである。待てよ、そう言えば、酒のコマーシャルソングはいろいろあるぞ、という興味が急に湧いてきた。
調べてみると、あるある。まず、最近復活した『ウィスキーがお好きでしょう:歌SAYURI』。最初は、サントリークレスト12年のコマーシャルソングであったが、2007年、サントリー角瓶・ハイボールの歌として流れた。小雪の色っぽい表情が結構評判をとった。菅野美穂に代わって、明るくコミックな映像になった。石川さゆりが歌っていたとは最近まで知らなかった。サントリーといえば、私たち青春の頃、口にはめったに出来なかったサントリーオールドのソング、『人間みんな兄弟:小林亜星 作詞・作曲』、don don・・・・・もいい歌だった。
日本酒は昔から、大物を使った映像・歌が流されている。石原裕次郎、渡哲也などが最たるものである。氷川きよしが宣伝する白鶴酒造「まる」の映像を見てみると、その料理の豪華さに目が奪われ酒の宣伝が二の次になっているように感じるのは私だけか?
歌と酒、時代と共に流れ、最近は焼酎のコマーシャルが勢いを増している。演歌大好き、昭和人間の私が最も好きなコマーシャルソングは『酒は大関こころいき』である。加藤登紀子もいいが、田宮二郎もいい。すべての歌詞(ことば)がずんと心にしみる。
さぁ、今夜も日本酒片手に歌いまくるぞ!!
<追伸>
西田佐知子の歌の後、6時30分からの『おはよーパーソナリティ 道上洋三です』(朝日放送)は大変楽しいですよ。