院長のコラム第2回
私の彼は左利き(古いなー!!!)
私は、野球は右投げ、箸も右ですが、走り幅跳びの踏切足は左です。サーカーボールは右足で蹴ります。
利き手は3〜4歳で決まるといわれています。しかし、利き手がどのように決まるか、右利きのひとが圧倒的に多いなどについて、科学的根拠はいまだありません。
脚にについては、軸足、利き足という言葉があります。ボールを蹴る足でないほうを軸足と言います。
数年前から、いつもの勤行に加えて、1週間ごとに日常生活で右、左を変えて行動することにしました。右の週の朝の勤行開始、起床後、まず右脚からズボンを通します。ウィンドブレーカーも右腕から袖を通します。靴下も右から履きます。靴も右足から履きます。ジョギングも右脚から前に出します。ストレッチングも右から行います。次の週には、これがすべて逆、左側から始まります。続けているうちに、奇妙な不自然さに気づきました。
右利きの上肢は、使い続けているせいか、例えば左手でボールを投げろ、左手の箸で物を食えと言われたら、即座に難しい、やりにくいと思うでしょう。
ところが、服を着たり、靴を履いたりという日常動作については、私と同じで、皆さんも意識していないと思います。
私の場合、上着も下着も、着るときは、左側から始めるのが、60年来の習慣であることに気づきました。上着を右から袖を通しますと、左側がやりにくく、滑らかにゆきません。靴を履くときは、やはり左側から履き、右側から履くとバランスを崩すことが時々ありました。
この勤行を始めて数年たちますが、次第に慣れ、上手になって、身体のバランスがよくなってきたように思います。
リハビリテーションでは、左右対称の運動を多く取り入れています。転倒予防の運動も、左右対称の運動がほとんどです。左右の上・下肢を均等に鍛えることで、左右の脳を同じように賦活することができ、認知症予防効果もあります。
若い皆さんも、今週のデート(古いなー!!)では、彼女と左手で腕を組んで、来週は右手でと、やってみてはどうですか。フレッシュな気分になりますよ。
『 追伸 』
私は家内と36年間一度も手を組んで歩いたことはありません。
が、
ラブラブです。