透析患者におけるフットケアの現状と展望
川崎医科大学総合医療センターから森田一郎先生に来ていただき、「透析患者におけるフットケアの現状と展望」についての講演を聞かせて頂きました。糖尿病のある透析患者様は一般の方に比べ、四肢壊疽の発生率が非常に高くなるということで、いかに透析患者様に対してのフットケアが必要であるかということの重要性を実感しました。また、それに対しTBIやSPPによる足趾の正確な血流評価があり、機械一つで行える、皮膚還流圧の測定による潰瘍治療の確率の評価は非常に有用なものだと感じました。
フットケアを行う上で重要なことは、フットケア指導士やCVTといった資格を持ち、より強いチームでフットケアに対してチーム医療で取り組み、多職種との連携を取るため、定期的にカンファレンスを行い、トータルフットケアのゴールである生涯歩行、健康寿命延長を目指していくものだと改めて実感しました。
フットケアへの関わり方について改めて考えるよい機会になりました。まずはしっかりとフットケアについて現場で学び、臨床工学技士として出来ることを精一杯取り組んでいきたいです。